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□シャイ
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「仕事どうだった??」

わたしはいつもと
違う話をした。
いつもは一方的にわたしが
今日あったことを長々と喋り出す。
でも今日は、
頑張ってみた。

「ん・・・普通だよ」

ヒョンスンは
目を合わさずに言う。

「えー?なんか面白いこと
なかったの??」

わたしはまた聞く。
ヒョンスンは上を向いて
考えている。

「ヨソプが鼻から牛乳出したことかな」

少しヒョンスンの顔が
緩んだ。
わたしは嬉しくなった。

「へー!ホント!?
ヨソプくんかわい〜!」

わたしはワクワクしながら言う。
ヒョンスンはそんなわたしを
じっと見下ろす。

「可愛い?」

ヒョンスンが言った。
なぜそこに突っ込む!?
やっぱ不思議ちゃん!

「え、ヨソプくん。
可愛いじゃん」

わたしはヒョンスンの
ご機嫌を悪くしないように
優しく微笑んだ。


「あいつ可愛くないよ(笑)
変態だしうるさいし」

ヒョンスンは鼻で笑う。
・・・・・・こわあ!
ヒョンスン怒ってる!なんで!

「そうなんだ(笑)」

「好きになっちゃだめだよ」

ヒョンスンは
優しい言葉遣いなのに
迫力があった。
目力とか。あと目力とか。(笑)

「は?」

わたしは口を大きく開いたままだった。
ヒョンスンが考えてること
わかんない。
次になに言うかわかんない。

「ももは俺の彼女だもん」

・・・なんか可愛い!
顔が赤くなっていく気がした。
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