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□食べた
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「もも、お腹すいた」
『なんか食べていいよ』
「ももを食べちゃだめ?」
目が点になる。はい?この人なにを言っているのだろうか。
『…意味わかんない』
わたしは即答してその場を離れようと思った。
「ももっ」
『だからな』
「ももを食べちゃ『だめ』?…」
ストレートに「食べちゃだめ?」てきくやつがおるか!
わたしは絶対食べられないようにしようと決心した。
「うぅ〜なんで〜?」
『なんでも。駄目って言ったらだめなの〜』
「僕もうももに触りたくて死んじゃいそう」
『ああそう。』
「ももも?」
『はぁ?』
ギグァンは普段こんなこと言わない。今日はどうしたのだろうか。天然キャラが過ぎたのか。
ギグァンはわたしに手を伸ばしている。そんなに触りたいのか。
「もも〜、手、握るだけだから〜」
わたしはしょうがなく手を掴んだ。その瞬間、ギグァンに手を引っ張られソファーに押し倒された。
『手握るだけって言ったじゃん!』
「無防備だからだよ。」
『は…?』
「ももは無防備なんだよ」
ギグァンは顔をわたしの右耳に落とし、囁いた。
わたしはギグァンの色っぽい声に惑わされていた。
『…わかった、無防備ってことは認めるから…離して?』
「なんで?」
まずい。絶対に逃げられない。
ギグァンの眉毛がピクッと上がった。鳥肌が立つ。
『ギグァン…っ』
わたしは思い切りギグァンの胸を両手で押し返すが彼は全く動かない。
抵抗を繰り返しているのにギグァンはわたしの腰にまたがり、
手首を強く掴まれた。
「抵抗してみて?」
『やめなっ…さいっ…て』
ギグァンくん。いつものニコニコギグァンくんはどこに行ったのですか。
わたしの心臓は兆に爆発しそうだった。
「今日は手加減しないよ」
『まっ!』
end.
(絶対食べられないようにしようと決心したのに…)
(あはは〜)
ぜひぜひ拍手お願いします(*^_^*)
##APPLAUSE##
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