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□弱いとこ
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鋭い…ヒョンスンの視線…痛い…(涙)
「…ひっ…ヒョンスン…あ…の」
わたしは肩がぐうっと上がっていた。わたしの顔の斜め目の前にヒョンスンの顔があります。
ヒョンスン、いきなりキスしようとしてきました。
「キスじゃないから」
ヒョンスンはぐぐぐとわたしと顔を近づける。
「いや…完全にしようと…してるじゃないすか…っ」
わたしはどうにか頑張っていた。わたし鳥肌立ってる(笑)ヒョンスン真顔。ニヤリともしない。
「力抜いて」
「だって…あ、あのアイドルグループのメンバーのか顔が…目の前に…」
ヒョンスン、怖いです。
はじめから変わってるなとは思ってたけど、予想以上。
ヒョンスンはわたしの身体にぐるっと腕を巻き付けている。
「ちょっともう、ほんとに」
ヒョンスンはしょうがないなとゆう顔をした。
その次の瞬間、ヒョンスンはわたしの横腹を親指の腹で軽く押した。
わたしはそこが弱い。なんで知ってるの!?
「うあっ」
お腹からわたしは崩れ落ちそうになった。ヒョンスンがそれを支えた。その瞬間、ヒョンスンは素早くわたしの首に噛み付いた。
「いいいたっ!!!!!」
ヒョンスン噛み付いたまま。
なんてやつ!お前は吸血鬼かっ!ヒョンスンは全く離してくれない。離すどころか、顔の角度を変えてパクパクしてくる←
右身体だけに激しく鳥肌が立つ…!
「ひぃっヒョンスンっ!
やめてよっ…!」
ヒョンスンやめません。
一体なにをしているのだろうか。ヒョンスンの顔を離そうと自分の両手でどかそうとした。
がヒョンスンに手首を掴まれ作戦失敗。
「うううう…、体力があ…」
大人気アイドルグループのメンバーに噛み付かれてると意識しすぎて体力が減っていく。(笑)
するとパッと首からヒョンスンの口が離れた。
同時に肩がすとんと落ちる。
体も落ちる。ヒョンスンの方に倒れそうになった。
「ごめんね、大丈夫?」
「大丈夫じゃない…」
ヒョンスンなに?
吸血鬼なのか?彼の世界にはついていけそうにない。
「ももの弱いとこみつけようと思って…」
いやいやいやなんでそんなことするん?なにかあったときにわたしを気絶でもさせる気か?
横腹が弱いこともなにで調べたんだか…(笑)