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□酔い
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「ちゅーしよ?」

ジュンヒョンが
ほっぺをほんのり赤くしながら
わたしに近づいて来る。

「ジュニョン....
飲み過ぎ!」

わたしはジュニョンから
するすると離れた。
ジュニョンはわたしの
腕を力強く掴む。
明日はジュニョンが
オフだからお酒をとにかく
流してこんでいた。

「ヨンヨンでしょ〜?」

ジュニョンはニヤニヤしながら
わたしの腕に
頬をすり合わせてくる。

「ジュニョン...
大丈夫...??」

わたしはジュニョンを
見下ろしながら言った。
ジュニョンはえへへと
笑う。
そんなジュニョンをみていると
ドキドキしてきた。
いつもはクールなジュニョンが
今日はなんだかデレデレ
していて可愛い。

「ヨンヨンて言って〜」

ジュニョンは
わたしに顔を急に近づけてきた。
電流みたいなのが
ビリビリわたしの
体に走り込む。

「ヨ、ンヨン....」

わたしは照れながら言った。
ジュニョンは
えへへとまた笑う。
お酒くさい。

「いい子〜っ」

ジュニョンはわたしの
頭をくしゃくしゃ撫でる。
するとジュニョンは
わたしの鎖骨当たりに
顔を埋めてきた。
心臓が激しく動く。

「もも〜」

ああジュニョン、
すんごい酔ってるな〜(^-^;
テンションおかしくなってるもん(笑)

「ジュニョン、水飲む??」

わたしはジュニョンの
お母さんみたいに言った。
ジュニョンはニコニコして
うんうんと首を縦にふる。

「待ってて」

わたしは冷蔵庫に向かった。
水の入った新しいペットボトル
を取り出した。
すると後ろからジュニョンが
わたしを抱きしめてきた。

「わっ!ジュニョン!」

「ヨンヨン」

「ヨンヨン....」

わたしは苦笑いしながら
言った。
ジュニョンは
わたしの耳に噛み付こうとした。

「やめてよっ!い...やっ」

わたしはジュニョンを
自分から離そうとして
押した。
ジュニョンはわたしに
引っ付いたまま。

「あー」

ジュニョンは
口を大きく開いて、
わたしの耳に噛み付こうとする。
「やめてよジュニョン!」

わたしはジュニョンの
頭を叩いた。

「・・・んだよ、
いつもはやってあげないのに」

ジュニョンは唇を
尖らせて言う。
胸がドキッとした。
ほんとに酔ってんのかな?
なんかこわい・・・。

「ジュニョン・・・?」

「ん?」

わたしはジュニョンに
顔を近づけた。
自分からキスしようと
なぜだか思った。


「ん・・・・」

ジュニョンはいきなり
自分の口を手で塞いだ。

「ジュニョンどした、の?」

「・・・吐きそう」

ちーん

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