お題


□失ってから気付くとか、とんだバカ野郎だな
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現在、イナズマジャパンは決勝戦に向けて練習をしている

今日の練習は、久遠監督が考えたペアで練習。ある程度、他の奴等と和解できたし、前みたいな事はないと思う(確か前は壁山と組んで泣かせた)
だけど、一人だけどうしても和解できない奴がいる。そいつはーー…

「おい、不動。お前のペア、オレ」

今オレに話しかけた奴がそう。薄水色の髪色で浅黒い肌の持ち主、佐久間次郎の事だ

「鬼道クンとじゃなくて残念だったな、佐久間クン?」

嫌味を込めて言えば、佐久間クンはムッとした顔になる。そのあと、「関係ないだろ!」と怒りだす

「ハイハイ、スミマセンネ〜」

心の込もってない謝罪をし、ボールを持って歩き出す

「どこ行くんだ!?」
「鬼道クンのとこ。佐久間クン、オレと練習すんの嫌みたいだから」

鬼道クンのとこに行って交渉する。鬼道クンとペアを組んでいた豪炎寺には佐久間クンのとこに行ってもらった






「なあ、鬼道クン。相談聞いてくんね?」
「別に良いが…、不動に悩み事があるとは……」
「鬼道クン、それチョー失礼」

オレ達は笑いあった。何気ない会話だが、オレ達にとってはこんな風に話せるのは奇跡に近い
真・帝国の時に源田と佐久間に怪我を負わせた張本人と仲良く話すなんて普通はない。でも、オレ達には共感出来ることがあった。だから和解する事も出来たし、仲良く出来るようにもなった

「相談なら後でいいか?今は練習をしよう」
「はいはい、鬼道クンは真面目ですね」

また、オレ達は笑いあった。そして2人で話しながら練習をした







遠くでオレ達を寂しげな目で見ていた佐久間に気付かずにーーー
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