お題


□どんなに辛くても、お前が隣に居るのがオレの幸せ
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南沢さん雷門生設定



疲れた

部活が終わっての第一声がコレ。実際、本当に疲れてるし

今、雷門中は革命に向かっている。オレもその一人。ハッキリ言って、キツい。てか辛い
勝ち上がるごとに相手が強くなるのは当たり前だが、勝たなければいけないからプレッシャーがかかる。革命に進む雷門中が負けるなんて許されないから

「お疲れ様です、先輩!」

1年共がオレに挨拶をする。元気…と言うか鬱陶しい甲高い声で言うからハッキリ言ってウザい。それは何時もの事で、適当に返事をするのも何時もの事

「南沢さん、お疲れ様です」

2年共は大人しいから、可愛い可愛い後輩だ。神童や霧野、速水はオレが鬱陶しい奴は嫌いだと知っているから、結構控えめ。浜野は例外

「お疲れ…」

頬を伝う汗をタオルで拭いながら、三国に言う。こいつとは同じクラスだし、3年だから仲がいい

「お疲れ、南沢。革命に向かって明日も頑張ろうな!」

三国はまだ練習するのか、神童達を誘ってゴール前に居る。熱心だな、なんて他人事みたいに思っていたら、後から南沢さん、と話しかけられた

「よお、鬼太郎」
「誰が鬼太郎だ!」

この鬼太郎みたいな髪型のやつは倉間って言う。オレと同じFWで1つ下の2年。たしか、雷門中一の柔軟さを持っているんだっけな…

「南沢さん、疲れたんスか?顔が静かですよ」

ニヒヒと笑いながら言う倉間。いろいろと突っ込むとこが有りすぎて、もう溜め息しかでない
とりあえず頭を軽く殴ってやった

「ーったぁ〜〜…」
「お前が悪い」
「何でですか!?」

本当のことを言ってやっただけなのに、ムゥ…と拗ねられてしまった。そんな姿を可愛いと思いながら、悪い、悪いと頭を撫でれば少し機嫌がよくなる。まだ少し悪いが…

「もうオレ帰ります。サヨウナラ」

そう言いながら部室へ向かった倉間。可愛いな〜なんて思いながら、その背中をじっと見る




本当は鬱陶しくてこんな風に話さない

いろいろと辛いのに、わざわざめんどくさい事はしない


でもーー


















どんなに辛くても、お前の隣に居るのがオレの幸せ



だからさ!





END

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お題提供
踏切の向こう側。
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あとがき

中途半端ですね

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