リアル鬼ごっこ―改―本編。
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次の日…
今は学校の冬休みだからいるのは陸上部のみ。
「大変な事になったな…」
顧問の森田は言う
「だが、お前達なら逃げられる!俺は信じる!」
「…俺もみんな逃げられると思う。」
彼は部長の平野圭亮。長距離で関東一の実績。
「俺達は陸上部だぜ?名門光中の陸上部だぜ?」
「そうだな。顧問からは頑張れしか言えないが、心から希望を持って応援するからな!以上。解散」
挨拶を終え、俺は健太と圭亮と一緒に帰った。
「逃げるのは、団体の方がいいかな?」
「そうだな」
「いや、俺は一人で逃げる」
「健太…?」
「何も実績のない俺だぜ?」
「自信を持てよ。とりあえず、10時にそこの公園にこい。俺は来るって信じるから。またな」
「…」
「一人より三人の方が協力できったろ!じゃな」
「…どうせ…俺は囮…でも…」