リアル鬼ごっこ―改―本編。

□開始
1ページ/3ページ

次の日…
今は学校の冬休みだからいるのは陸上部のみ。

「大変な事になったな…」

顧問の森田は言う

「だが、お前達なら逃げられる!俺は信じる!」

「…俺もみんな逃げられると思う。」

彼は部長の平野圭亮。長距離で関東一の実績。

「俺達は陸上部だぜ?名門光中の陸上部だぜ?」

「そうだな。顧問からは頑張れしか言えないが、心から希望を持って応援するからな!以上。解散」

挨拶を終え、俺は健太と圭亮と一緒に帰った。

「逃げるのは、団体の方がいいかな?」

「そうだな」

「いや、俺は一人で逃げる」

「健太…?」

「何も実績のない俺だぜ?」

「自信を持てよ。とりあえず、10時にそこの公園にこい。俺は来るって信じるから。またな」

「…」

「一人より三人の方が協力できったろ!じゃな」

「…どうせ…俺は囮…でも…」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ