○3POINTSHOOT○
□Don't cry
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〔三っちゃん・・・本当に宮城来るの??〕
『あ??来るに決まってんだろーが!!あいつの大事な大事な場所に続く道だからな・・・ここは』
《act4:待ち伏せ》
俺らは体育館の近くのチャリ置き場で宮城を待ち伏せしていた
宮城に折られた歯を隠すため俺はマスクをつけた
何で俺がこんな目にいけねぇんだよ
そこに現れた小柄な身体の割には
どーも生意気な顔立ち・・・俺を見て間抜けな面してやがる
『よー、宮城!元気そうじゃねぇか』
「なんだ、退院出来たんすかアンタ」
『この間の借りはきっちり返えさねぇとなぁ・・・宮城!!』
俺は宮城に殴りかかった・・・・この感触だ
人を殴った時のなんともいえない感触・・・
俺を狂わせる・・・・この感触が俺を・・・
今思えば、俺はかなりイっちゃってたやつだと思う
でも、その時は人を殴る感触だけが
人がぶっ壊れる様だけが俺の唯一の暗い心の支えだったんだ
俺は必死で宮城に向かっていった
徳男達も宮城に向かっていった・・・
その時
「アヤちゃ〜〜〜ん!!」
!?
「誰なの!!誰なの、その赤頭!!;;」
〔あ゛あ゛ーーーー!桜木だ!!〕
あ??サクラギ??
この間徳男たちが騒いでた奴か・・・・
くそっ!!せっかくの俺のGAMEを邪魔しやがって!!
〔桜木ーーー!!〕
徳男がサクラギに詰め寄る
あーあ、徳男の奴に勝てっこないだろ・・・あの赤頭下手したら死んじまうかもしれねぇな(笑)
まぁそれもそれで、楽しいかもしれねぇな
『・・・!!徳男!!』
信じられねぇ・・・あの徳男を頭突き一発で倒しやがった
こりゃ生意気なのが入ってきたな・・・・しかもあろうことか宮城はそいつと喧嘩し始めやがった
どこまで俺をコケにするつもりだ・・・・
『てめぇ!!邪魔してんじゃねぇ!!宮城!!お前の相手は俺だろーが!!』
花道「あ゛!?誰だ、てめぇは」
「てめぇ、なめてんじゃ・・ぐはっ!!」