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□走るキミは風のように、止まるボクは雲のように
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*龍崎視点


「龍崎。」

「どうした?っていうか俺一応先輩だぞ?せめて呼び捨てはやめろ。」


「じゃあ、龍崎先輩。」

「やっぱいい落ち着かない。」
こんなくだらない会話を繰り返す。

「あのさキーパーってディフェンスが強いと暇だと思うんだけど。」


「まぁなー。」
確かに帝国学園は鉄壁のディフェンスだ。
守りには特に力を入れている。
雅野が暇になるのは当然だろう。


「それってさキーパーの支配権はディフェンスが持ってるって感じでムカつく。」


「違うのか?雅野の支配権は俺が握ってるだろ?」


「バカ龍崎…」


「だから、雲は風で動くだろ?だから、雲の支配権は風が握ってる。雲は自分じゃ動けない。雅野も俺がいなければ何もできないだろ?寂しくて。」


「うるさい。……」


「…ほら、寂しそうな顔すんな。そばにいるから。」


「…それは良かった。」


「…じゃぁ、こっちおいで。」

「お前が来い。」


「一応、先輩だからさ。」


「きす。」


「鱚?」


「キス、して。」


「あぁ。はいはい。」


そうして雅野に軽く触れる。


「もっと。」


「はいはい。」


「…違うじゃん。やっぱ、俺が龍崎の支配権握ってる。」


…あ。
雅野にはかなわないなぁ。




…end
意味不明な話に…
龍崎より雅野の方が一枚上手だと可愛いです。
 

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