short
□Merry Sex'mas
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※クリスマスなのにお下品です。すみません
※挿入はしていませんが、念のためR18となっていますので閲覧注意
* * *
今日は世に言うクリスマスだ。
今年は去年までとは違い、狩屋と俺の家で過ごす約束をした。
勿論の事だが誘ったのは俺だ。
恥ずかしがり屋で変に奥手な彼奴がそんな話を切り出すわけがない。
そして、それを神童に言ったらとても嬉しそうに「やっとクリスマスを共に過ごす人が見つかったんだな」と、とても純粋な笑顔で言われた。
皮肉だったらまだよかったものの、神童の事だから本気で祝福でもしてくれていたのだろう。
それが余計に心に刺さるのだがあえて言わない。
それはさておき、問題はここからだ。
狩屋と恋人になって早二ヶ月。
まだキスまでしか発展していないというのは思春期で、さらに性欲というものが勿論ある年頃の俺にはキツい。
だから、なんとか今日(下品な意味で)繋がりたいと思うわけで…。
「狩屋」
「…何ですか?」
名前を呼ぶと、リビングをうろうろ動き回っていた狩屋は小さく顔を傾け、ソファに座っている俺の側に寄ってきた。
(…うん、可愛い)
緩む頬は気にせず、にやにやしてい
たら、狩屋にきもい。と毒吐かれたがそれすらも愛おしく思える。
とうとう我慢できなくなり、俺よりも小さい狩屋の身体を抱き寄せた。
「ちょ…先輩、何盛ってるんですか」
「お前が可愛いのが悪い」
「理不尽だっ」
軽く勃ち上がっている下半身をわざと狩屋の太股に擦り付けると顔を強ばらせて、いやいやと俺の肩を押して逃げようとするが勿論逃がすわけがない。
「せ、先輩…ッ冗談キツいですって…!」
「冗談なんかじゃないぞ。今日は一日親は帰ってこないんだから、心配するな」
「そうじゃなくてっ…」
抵抗する身体をソファに押し倒して、覆い被さるような形で体勢をとる。
既に涙目になっている狩屋を見て、強引すぎたかと少し後悔したが、今更後には戻ろうにも戻れないものだ。
俺の下半身的にも。
「や、ぁ…っ」
シャツの中に手を入れると面白いほど身体をびくつかせる狩屋に性欲を煽られて、さらに後戻りは出来そうになくなる。
胸をまさぐっていて、一点だけ突起した場所に指が軽く触れるとその瞬間に狩屋の淡い黄金色の瞳が不安で揺れるのがわかった。
わかっていても、俺の中にあるS心からか止めはしない。
親指と人差し指で突
起を挟み、擦るように指を動かすが、当たり前だが性感帯ではないそこは、狩屋の様子を見るにただくすぐったいだけのようだ。
しかし、めげずにその一点を暫くいじっていると、何やらもぞもぞと狩屋が動きだした。
見るからに頬は朱に染まっていて張り詰めたような表情をしている。
微かだが息も上がってきているようだった。
(…成る程。感じてるのか)
そう思うと嬉しくなり、ぐりぐりと擦りながらつまみ上げる。
「っひ、や…ッぁあ!」
「お、イったか?」
ふぅ、ふぅ、と息を荒くする狩屋は何とも言えない色気を醸し出していてそそる。
俺の下半身も勃つに勃っている為早く解放してやりたいが、慣らさずに入れるのは流石に人としても駄目だろう。
とりあえず、ズボンをパンツと一緒に脱がすと、精液独特の臭いがしてさらに興奮した、なんて狩屋に言ったらきっと殴られるだろうから心に留めておく。
「せんぱい…」
「ん? 何だ?」
ゆっくりと腰をあげて俺の首に腕をまわしたかと思えば、軽く唇を俺の唇に押しつけてきて吃驚した。
名残惜しそうに唇を離し、頬を真っ赤に染めながら呟いた。
「キス…してくれなかったから…」
「…お
前…そんなに俺を煽ってると、どうなっても知らないからな」
「ふふ、いいですよ。しょうがないから先輩の性欲に付き合ってあげます」
* * *
後日、案の定腹を下した狩屋が霧野に暫くセックス禁止令を出したのは言うまでもない。
――――
なんという無理矢理感。
しかもクリスマスあんま関係ない。
うわぁあああああ初のエロがこんなのでいいのか((いいわけない
とりあえず、ここまで読んで下さり有り難うございました!
反省はしているけど後悔はしていない。
(題名についても)