▽初等部・男女主T
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キーンコーンカーンコーン.......
「今週から文化祭直前ということで、授業は2限目まで。
それ以降は能力別クラスで文化祭の準備に当ててください!
では!みなさんごきげんよう!
体質系のみなさんはまた能力別クラスでお会いしましょう!」
そう言い残して、鳴海は教室を去っていった。
その後は、各クラスの先生方が生徒たちを呼びに来る。
そして教室には気づけば蜜柑1人......と、あられ丸。
―能力別クラスの担任の先生かあ......
そのクラスの子達と一丸となって頑張って応援してくれる先生......
特力系て、
そんな先生......いない?
そう考えた蜜柑のテンションは下がりつつも、あられ丸につつかれながら特力系へとついたのだった。
「おお、蜜柑!
それと琥珀か、なんだその姿!」
翼にも琥珀のことはわかるらしい。
あられ丸は翼のまわりを飛び回る。
心なしか、久しぶりの翼に会えて嬉しそうだ。
そんな中、蜜柑のテンションが低いことに気づく翼。
「......どーしたんだお前.........んま、ちょーどよかった、紹介するよ。
おーーーいのだっち!」
翼は蜜柑の機嫌を無視して誰かに呼びかける。
「はーい」
のだっちと呼ばれ、返事がしたのは蜜柑のすぐ隣。
ぐるっと振り返ったのだっち≠ヘ、蜜柑とまともにぶつかってしまった。
そして2人はぶつかった勢いで床にしりもちをつく。
そのまま2人はご対面。
「のだっち、これ、うちのルーキー」
翼はのだっち≠ノ蜜柑を紹介する。
「チビ、おれらの担任、タイムトリッパーの野田先生。
昨日やっと縄文時代からかえってきたところ」
翼のなんとも奇想天外な紹介についていけず、のだっちをみる。
「よ....よろしく。....ごめんね...」
野田は、ぶつかったことを謝り、頭をポリポリとかく。
そんな姿みて、特力の生徒たちは、楽しそうにのだっちらしいなーと笑うのだった。
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