▽初等部・男女主T

□18
2ページ/7ページ



キーンコーンカーンコーン.......





「今週から文化祭直前ということで、授業は2限目まで。

それ以降は能力別クラスで文化祭の準備に当ててください!

では!みなさんごきげんよう!

体質系のみなさんはまた能力別クラスでお会いしましょう!」

そう言い残して、鳴海は教室を去っていった。





その後は、各クラスの先生方が生徒たちを呼びに来る。

そして教室には気づけば蜜柑1人......と、あられ丸。






―能力別クラスの担任の先生かあ......

そのクラスの子達と一丸となって頑張って応援してくれる先生......

特力系て、






そんな先生......いない?






そう考えた蜜柑のテンションは下がりつつも、あられ丸につつかれながら特力系へとついたのだった。

「おお、蜜柑!

それと琥珀か、なんだその姿!」

翼にも琥珀のことはわかるらしい。

あられ丸は翼のまわりを飛び回る。

心なしか、久しぶりの翼に会えて嬉しそうだ。

そんな中、蜜柑のテンションが低いことに気づく翼。

「......どーしたんだお前.........んま、ちょーどよかった、紹介するよ。

おーーーいのだっち!」

翼は蜜柑の機嫌を無視して誰かに呼びかける。

「はーい」

のだっちと呼ばれ、返事がしたのは蜜柑のすぐ隣。

ぐるっと振り返ったのだっち≠ヘ、蜜柑とまともにぶつかってしまった。

そして2人はぶつかった勢いで床にしりもちをつく。

そのまま2人はご対面。

「のだっち、これ、うちのルーキー」

翼はのだっち≠ノ蜜柑を紹介する。

「チビ、おれらの担任、タイムトリッパーの野田先生。

昨日やっと縄文時代からかえってきたところ」

翼のなんとも奇想天外な紹介についていけず、のだっちをみる。

「よ....よろしく。....ごめんね...」

野田は、ぶつかったことを謝り、頭をポリポリとかく。

そんな姿みて、特力の生徒たちは、楽しそうにのだっちらしいなーと笑うのだった。






.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ