crown
□princess heart せかんど!
2ページ/10ページ
ガチャリ
だーっ…クソ。
ハザマの野郎!アイツがサラシ持って行ったせいで胸が邪魔くさいッ#
ラグナ『ァっ…////』
くっ…すげー揺れるんだけど;…ヤッパリ邪魔だぞ、サラシがねーと;
ハザマ「どうしました?…随分と着がえに時間が掛かってたみたいですけど」
部屋に戻るとハザマがノンビリとベッドでくつろいでいた。
ラグナ『っ…何でもない////』
ハザマ「おや?顔が真っ赤ですねぇ…」
ラグナ『////なんでもねえっ!』
スタスタとベッドへ寄ると、ラグナは睨み付けながらハザマに言う。
ラグナ『俺の部屋は?』
ハザマ「此処ですけど?」
ラグナ『#…アンタの部屋な訳?』
ハザマ「はい…私の寝室ですよ、ラグナ姫?」
ラグナは思った。
コイツ…間違いなく襲う気満々だ;
無駄だろうけど…一応忠告はしとかねーと、コイツすぐに調子に乗るから
ラグナ『…疲れたから寝る…けど、言わせてもらうッ!』
ハザマ「はい」
ラグナ『1ミリでも近づいてみろ?テメェの首…俺の愛剣でブった斬るからな#』
マジで言った。
その思いが通じたのか、ハザマは大人しく側を離れる。
ラグナ『へっ?』
ハザマ「分かりました…お疲れでしょうから、ゆっくり眠ってください」
意外に素直…なのか?
ラグナ『…も、寝るから』
ハザマ「はい…おやすみなさい、良い夢を」
呆気なく…事は済んだ。でもしっくりこない。違和感ありすぎる…
部屋を出たハザマは一体なにを企んでいるんだ?
ラグナ『ふぁ…』
あー…ダメ。
もう思考が回らねーや;
とりあえず寝よう。
つーか、マジ疲れた…師匠と修行してる時の方がよっぽど楽だな。
ラグナ『ぁぁ…フカフカのベッドV』
このベッドの寝心地だけは評価しといてやる。
ラグナ『ん…気持ちいぃ』
もふもふと枕を抱きつくようにして、ラグナの意識はゆっくりと闇に包まれていった…
****
ン?
な…んだ?
ラグナ『ッ…ン???』
身体に…いわ、か…ん?
ラグナ『ンぁ…?』
ぅ…くすぐったい///
ラグナ『…ァン///』
胸元に…なん、か…当たって?
ラグナ『ん…?』
意識が戻ってきたラグナはふと瞼を開く。
ラグナ『/////』
驚いたラグナは、大きく目を見開いた
開いた視界に飛び込んできたのは…
はだけたインナー。胸元に頭を埋める逸れが見えた。人間らしき頭、栗色の髪の毛。
むにむに
ラグナ『ふぁッ///』
自分の胸元に顔を押し付け、ぐりぐりと揺らしてきたのだ。
ラグナ『ゃっ…めろ!』
ハザマ「おや?起きちゃいましたか」
ラグナ『なに…してんだ変態っ!…てめっ///…アッ!』
ハザマ「胸が弱いんですねェ…ラグナ姫?」
まただ…
顔を埋められただけなのに、身体が強張ってしまう
ラグナ『ゃ…やだ///』
ハザマ「さっき、私を追い出したでしょう…?」
ラグナ『っ…!』
ハザマ「クスッ…お仕置きですよ」
ここは私の城です。
全て私に権限があると言うのにアナタは…自分の立場がどの様な状況か解っていらっしゃらない。
ラグナ『は…離せッ!』
ハザマ「離すと…お思いですか?」
ラグナ『ちぃっ!』
ガッと両腕を頭の上で縫い止められた。
クソがっ…腕が使えねーなら!
ハザマ「させません」
ラグナ『えっ?』
ハザマ「失礼しますよ、ラグナ姫?」
ピリッ
ラグナ『ぁぐっ!?』
本当に、一瞬だった…ナイフで切りつけられ。
身体に痛みが走ったかと思うと、視界が瞬間的に霞んだのだ。
な…んだ、い…今の!
急に…身体が;
ハザマ「加減しましたから…大丈夫ですね?」
ラグナ『っ…なに、しやがった!』
ハザマ「ふふっ…秘密です♪」
ラグナ『ふざけんな変態!俺はテメェなんっ…ざ……ぁっ///』
ハザマの愛撫は止むことがない。身体を撫で回す指先の一つ一つが、俺の反応を愉しんでいるようだ
ハザマ「痛かったですか…此処?」
ラグナ『くっ///』
切りつけられた腕に血が滲んでいた。小さな傷だったが、ハザマはわざと指でなぞってくる
ラグナ『痛いって;…っ触んな!』
ハザマ「綺麗…」
ラグナ『!?』
ハザマ「朱が…良く似合います」
ラグナ『ふざけるな…』
ハザマ「このまま…食べちゃっても、良いですか?」
嫌だ。
ラグナ『やめろ…』
ハザマ「この雰囲気じゃ…止まりそうにありません」
イヤダ…。
ラグナ『ゃ…だ』
ハザマ「大丈夫ですって…痛くないようにシてあげますから」
助けて…!
ラグナ『で…ろ…ッ!』ハザマ「へっ?」
ラグナ『出ろッ!デッドスパイク!』
ガブリと、何かがハザマの下半身にかじり付く。
ハザマ「ぎょえへーッ!!!」
本日二回目。
DSさんの噛み付く攻撃を、尻に喰らってしまった大魔王様。DSは楽しそうにハザマをかじりながら遊んでいるようだ
ハザマ「あだだだッ!」
DSさん〈あむあむ♪〉
*