長めのはなし

□静雄さんの「飲む」話(4)
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これは苗字さんの鼻の穴だ。
それから俺が設定したわけじゃない。
この前苗字さんの家に泊りに行ったときに
俺が寝ている間勝手に撮影、その後待ちうけに設定ということだった。
一瞬切れかけたんだが、苗字さんが楽しそうに笑いながらこう
「中々カッコよく撮れたんだぞー。なにしろ前日から鼻毛カッターで
 鼻毛をそって、二十回は撮り直しをしたからな!いいねえ。」
言ってきた為、なんかもうどうでもよくなってしまった。
あほくさいところもなんか和む。面白い兄貴ができたみたいで
嬉しかったりするわけだ。ちょっとな。ちょっと。

だからやっぱり二人でマリオカートとか
やったり飯を食ったりするのは楽しいわけで。
それからやっぱり

「今日遊びにこないかー(ニコチャンマーク)」

とかくると嬉しいわけだから、

「行きます。8時でいいすか。」

なんて返事を打っちまうんだな。これが。


その日の8時、苗字さんが部屋の中で冷しゃぶのお湯が
飛んでやけどしたとか大騒ぎして、
図らず苗字さんと新羅が知り合いになってしまうのは
また別の話になるわけだ。



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