短いはなし

□人生は無理ゲーで神ゲーだ
1ページ/2ページ






初めに言っておこう、
俺はダラーズに所属してるだけの普通の学生である。
だから名前を名乗る必要とかは無い。いいな。
ダラーズにルールは無い、そこのところよろしく。
えっと、あんた何が聞きたいんだっけ?
あー!そうそう。
あの池袋名物の喧嘩の中に走って行った謎のオッサンの話だよね。
今日の14時くらいだったっけな。
結構見てる人は多かったがあれはそうだなあ。
天と地がひっくり返る?あーすごいびっくりしたんだ。
なにせ普通のオッサンだぜ。
ま、オッサンってほどの年じゃなかったけどよ。
その人さ、


「ただいまあああああああああぁああぁぁぁぁああああぁあああ!!!」


ってキチガイみたいに叫びながら突っ込んでいったの。
怖かったわ。色んな意味で。
そしたらさ、もうみんな思ったわけじゃん。
死んだなあオッサン…ってさ!
でもよ、驚きなさい、驚け驚くぞ!
二人ともあー!って顔で止まってんの。
嬉しそうにオッサンが平和島静雄の肩組んで折原臨也の手を持って

「元気かあ、よかったぞ。ジュース奢ってやる。だから飯奢ってくれ。」

だかなんだかこんな感じの内容べらべらしゃべってんの。
はあ?って感じっしょ?
でもさあ、二人ともポカーンで、あ、うん。みたいな。
そのまま三人でどっか消えてったんだよ!
写メとってる心の余裕は誰にも無かった気がする。


うん、やばかったわ。あのおっさん何者だったんだろなあ。
……いや、マジだって!お前、本当嘘じゃねえよ!





.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ