頂き物

□クリスマス
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『クリスマス』

「なあ、光…今日はクリスマスだ。何か希望のプレゼントはないか?」
茂呂は酒を飲みながら光に囁いた。しばし考えた光はこう答えた。

「拙者は…お主が居ればいい。他に何も望まない」
そっと重ねられる唇…互いの息づかい…長い接吻は茂が息苦しさに唇を離すまで続いた。

「しっかし…俺は大切に想われてるんだな」
「ああ…」
光が優しく抱き締めると、茂は少しだけ恥ずかしそうに笑う。

「光のまっすぐな性格は好きだぜ?」
言いながらも、手を握り、甘えるように耳朶を甘噛みして…囁く。

「光の事だからどうせ仕事は済ませてんだろ?このまま…朝まで過ごさないか?」
「あ、ああ…」
そんなクリスマスがあってもいいかもしれない…
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