捧げ物&頂き物

□レッド寮の日常!?
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「なぁ 亮ぉ〜 次はいつオフ取れるんだ〜?」

レッド寮 十代と悠の部屋。
十代は携帯で恋人の亮と話していた。
最近 亮はプロデュエリストとしての仕事が忙しいようでオフが取れず、二人はもう一ヶ月も会ってない。

「もうとっくに充電切れてんだぜ?一日でも一分でも一秒でも早く休み取ってくれよぉ〜!!」

少し頬を膨らませ、甘えたような口調で言う十代。
そんな十代の様子を想像したのか、亮は電話の奥でクスクスと笑っている。

『そう急かすな十代
二日後 無理を言ってスケジュールを空けて貰った。三日間 休みを貰えたから そっちに行く』

「本当か!?」

十代の表情がパッと明るくなる。
二日・・・・・あと二日待てば 恋人に会える。

『あぁ 本当だ
夜は寝かせないぞ?覚悟しておけ 十代』

「Σうぅ・・・・・///亮の馬鹿ぁー!!///」

今度はトマトや林檎の如く真っ赤だ。
恋人との会話を心から喜んで 楽しんでいる十代。

だが・・・・・・・・・・

「どうしよう 呼ぶタイミング失ったっス・・・・・」

「朝から熱いわね〜
ただでさえ真夏日で暑いのに・・・・・温暖化が進行するわ」

「言ってる場合か鈴羅先生」

十代の部屋の前には 十代を朝食に誘いに来た翔と鈴羅、たまたま通りかかった万丈目の三人が居た。

「で・・・・・誰が呼ぶんスか?」

「私にはあの空気を壊す事は出来ないわ
万丈目 頼めるかしら?」

「俺に他人のラブシーンを止める権利などない」

「どの口がそんな・・・・・ッ!!」

「翔が行けばいいだろ?」

「アニキとお兄さんに睨まれるから嫌だ」

「困ったわね 皆待ってるのに呼ぶ人が居ないじゃない」

誰もあの雰囲気の中 入って行く勇気が出ない。困り果てたその時・・・・・

「みんな・・・・・何やってるの?」

「あ・・・・・未月さん!」

「五十嵐君!!」

「おはよう未月 今日も早いわね」

いいタイミングなのか悪いタイミングなのか 未月がやって来た。十代の部屋の前で立ち止まっている三人を見て きょとーんとしている。

「未月さん・・・・・アニキを呼べないっス」

「・・・・・へ?どういう事?」

部屋の中を覗き込み、中の様子を確認した瞬間・・・・・・・・・・


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