世界を担う決闘者〜番外編〜
□悩み事・・・・・?
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「また何でそんな話になった」
「だってさ・・・・・俺より年下の未月もクロウもジャックも俺の事は呼び捨てにしてくれてるし・・・・・」
「まぁ そうだな」
脱力した後帰ろうとした流矢だが、あの後また腕を折られそうになり、この場に留まっている。
「呼び捨てどころか敬語も外れねぇ・・・・・」
「どんだけ落ち込んでんだよ・・・・・
ま 呼び捨てなら頼めばやるんじゃねぇかな アイツ」
「マジで!?(ガタッ)」
「うぉぉ・・・・・立ち上がるまでの事か・・・・・?」
急にベンチから立ち上がった十代に 流矢は少し引き気味だ。
だが十代はほぼいつも通りの調子に戻った。
「ただし 無理には頼むなよ
遊はしつこいのが一番嫌いだからな」
「つまり・・・・・・・・・・下手したら嫌われる?」
「んー・・・・・ま、十代相手にそれはないだろうけどな
駄目だったら潔く諦めろ
上手く行けばそのうち呼び捨てにもなるんじゃねぇ?」
流石 遊星の事はかなり熟知している。
流矢のアドバイスが終わると 十代はすぐさま駆け出した。
「サンキューな流矢ぁ!!今からガレージ行ってみる!!」
「今から・・・・・ッ!!
元気だな・・・・・さっきまでと全然違うぞ・・・・・」
去っていく十代の元気な背中を見送り、流矢もその場を後にした。