世界を担う決闘者〜番外編〜
□妨害されれば誰だって
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「・・・・・・・・・・・・・・・えい!!」
ゴキッ!!
「Σぐぇ!!!!」
・・・・・・・・・・。十代が流矢の腰を思いっきり絞めた。
そのまま上に乗っかったり腕を捻ったりしている。コレは痛い。
「痛い痛いッ!!痛ぇって!!降りろ!!つーか離せぇ!!」
「だって流矢が相手してくれねーんだもん
離して欲しかったらデュエルしてくれ」
「何でこんな朝っぱらから・・・・・ッ!!
夜勤開けだっつってんだろぉぉぉぉ!!」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」
完全に黙りこくって固まっているのは遊星と未月だ。
目の前の光景を見て 二人は同じ事を思っていた。
「「(ごめん 流[矢]兄さん)」」
・・・・・・・・・・流矢がいると十代に教えた事を猛ーーーーー烈に後悔していた。
「俺は今お前とやりたいのー!!」
「"今"だけ以上なほど強調すんじゃねぇ!!
後でいくらでもやってやるから離せ!!」
「今だっつってんだろ!!」
Σゴギン!!!
「Σでででででででででで!!!!ギブキブ!!分かった!!分かったから離せ!!」
「おっ さっすが♪」
最終的に流矢が折れた。
痛さの余り暴れまくった為か、髪は酷い有様。シャツも多少ずり落ちている。
「まさか朝っぱらからこんな目に合うとはな・・・・・・・・・・」
シャツを着直し、上着を羽織ってブーツを履くと、流矢はDホイールからデュエルディスクを取り外し、腕に装着すると外の広場へ出た。
「・・・・・何か物凄い罪悪感」
「俺もだ・・・・・・・・・・」
デュエルを見ようと外に出た二人も 申し訳なさそうな顔をしている。
元に 流矢の表情は機嫌の悪さを示している。(恐らくは十代に対して)
「十代・・・・・・・・・・お前後で面貸せ」
「デュエルで俺に勝てたらな♪」
対して十代は上機嫌。
二人は同時にディスクを起動させた。
「「デュエル!」」