捧げ物&頂き物
□彼等の常識非常識
1ページ/8ページ
ある日の夜・・・・・・・・・・
「・・・・・なぁ 鈴羅?」
「何かしら?」
「お前さ 何でここにいるわけ?」
二人が今居る場所・・・・・それはネオ童実野シティに建つアパートの流矢の部屋だ。
「泊まる為に決まってるじゃない」
「いや 決めんなよ」
風呂上がりの流矢はため息交じりに呟いた。
かなりさらっと言ったが、流矢は風呂上がり。
ただでさえ中性的な顔立ちで 髪だって男でも女でも有り得る長さで女に見えるのに、頬が軽く染まり、ぶかぶかのシャツなんて着てるものだから体型が隠れている。更には上から2つまでボタンを外している。
「相変わらずいいネタになりそうな容姿ね〜Vv」
「ハッ倒すぞ
俺だって好きでこんな容姿になった訳じゃねぇし」
「その服装は自分で選んだんじゃない」
「風呂上がりにピッタリの服なんて着てらんねぇよ」
「じゃあボタン外してるのは何故かしら?」
「蒸れるし暑い」
「理由はあるのね
でも・・・・・そんな格好じゃ完璧に襲い受けね♪」
「ΣΣΣ(ブーーーーーーーーーーーッ!!)」
突然の爆弾発言に飲んでいたコーヒーを盛大に吹いた。
彼等の常識非常識