世界を担う決闘者
□1話 守護者の力
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不法侵入者2名確認!!
またサテライトの屑がシティに入り込んで来たか・・・・・すぐに捕らえろ!収容所にぶち込んでやる!
了解しました!!
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「世界を護る事こそ我等が指命
諦めてはならない
如何なる時も任務を遂行せよ
仲間と共に 未来を照らせ
・・・・・・・・・・・・・・・守護者としての心得・・・・・もう何回繰り返してんだろね 私」
「今日だけで5回は繰り返してるな・・・・・
まぁ 一日一回は必ず唱える決まりはあるが
どうかしたのか・・・・・?」
「いや・・・・・サテライトに居るんじゃやっぱやりにくい・・・・・こうやってシティの無事を確認するの・・・・・」
「・・・・・確かに 捕まる危険も覚悟で毎晩だからな」
シティのとあるビルの屋上
少女と青年が話している
彼等はサテライトの人間だが、毎晩のようにシティへ来ている
彼等の『任務』を遂行する為に
「今日も特に変わりはないな・・・・・帰るか」
「そうね・・・・・皆待ってるし」
もう帰ろうと二人が立ち上がったその時・・・・・
バン!!
「動くなっ!!」
屋上の扉が勢い良く開き 何人もの男達が入り込んで来る
「セキュリティ・・・・・・・・・・」
「お前達はサテライトの住人だな!!
サテライト住人がシティに入る事は禁じられている!!」
「・・・・・だから?」
少女はこの場に似つかわしくない笑みを浮かべる
「お前達をこの場で拘束する!!収容所へぶち込んでやる!」
何人ものセキュリティが二人に迫る
だが二人共表情を全く変えない
『遊星 未月 逃げるぞ』
『急いで下さい
二人とも焦らしすぎですよ』
「あぁ・・・・・分かってる」
「別に焦らしてるつもりはないんだけど・・・・・まぁいっか」
二人一斉にデュエルディスクを起動させる
何をする気なのかと怪訝な顔をしているセキュリティを尻目に二人は静かに笑った