世界を担う決闘者〜番外編〜
□妨害されれば誰だって
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「ふわぁ・・・・・・・・・・おはよ 遊星」
「未月・・・・・おはよう」
ある朝のガレージ
時刻はまだ6:00。今起きているのは遊星と未月の二人だけだ。
「おーっす!こんちはーッ」
「・・・・・・・・・・はへ?」
「十代さん・・・・・時間的にはまだおはようですよ・・・・・」
・・・そして突然の来訪者。
起きたばかりな為か変な声をあげた未月と いつも通り冷静な遊星。
だが来訪者・・・・・十代は特に気にしている様子もなく・・・・・
「まだ遊星と未月しか起きてねぇかー・・・・・
お前等 流矢知らねぇ?」
「え・・・・・流兄さん?」
これまた突拍子もない話だ。
十代、ヨハン、梨羽、流矢、メフィスの5人は、このガレージの近くにあるアパートに部屋を借りているのだが・・・・・
「何か 部屋に居ないみたいなんだよなー・・・・・」
「・・・・・流矢兄さんならここにいますけど・・・・・」
「・・・・・マジ!?何で!?」
「んー・・・・・決まりだからね 流兄さん 夜勤前と夜勤開けの時は寝過ぎるといけないからここで寝るようになってるの」
「へぇ・・・・・んじゃ まぁお邪魔するか♪」
「え・・・・・あの 十代さん?流矢兄さん まだ寝て・・・・・」
「おっじゃましまーす!!」
遊星の制止も聞かず、十代は流矢の部屋に飛び込んだ。
遊星と未月は完全に呆気にとられていた。
「りゅーやっ!!」
バフンとベッドに飛び込んだ。
流矢にとっては本当にいい迷惑だ。
「ん・・・・・・・・・・何だよ十代・・・・・・・・・・」
「あ 起きたな♪」
流矢の声を確認するなり、十代はどこからかデュエルディスクを取り出した。
「なっ流矢!デュエルしようぜ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぃ?」
本当にいい迷惑だ。
流矢は話がぶっ飛びすぎてついて行けてない。
「俺は夜勤開けで眠いのー・・・・・せめてあと二時間・・・・・」
ちなみに流矢はまだ二時間と寝てない。
だが こんな事で引き下がる十代ではなかった。