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□後、一歩。近くに、
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目の前には黒いコートに身を包んだ背の高い男の人が立っていた
自分で見るのは初めてだが、人からはいろんな噂を聞いている。
紳士的な態度とムッスリとした表情、聞いていた通りイケメンだ。
イケメンなのに勿体ない。
笑ったら絶対モテるよ!!
紳士的で優しいなんて!顔で3割がた損してるよ!ま、私の想像にすぎないんだけどね。

くだらない考えをモワモワと繰り広げているとノボリさんが声をかけてくれる。

「よろしいでしょうか?」
「は、はい!!よろしくい願いします!」

前に進みバトル位置に立つ。
ここからは余計な事を考えてる暇はない、考えた時点で負けは確定だろう。
そうならないためにも、集中しなくては

目を閉じ、一回高くなったテンションを下げるために深呼吸をする。
ノボリさんはそんな私を静かに待っていてくれているのだ、やはり優しい人なんだと思う

「バトル始めましょう」

たった一言でその場の雰囲気が一気に変わる。
ピリピリした緊張感が体を包む
この感覚が私は好きなんだ。

「それでは……、
本日はバトルサブウェイ、ご乗車ありがとうございます。
わたくし、サブウェイマスターのノボと申します!
さて、次の目的地ですが、あなたさまの実力で、決めたいと考えております。
ポケモンのことをよく理解なさっているか、どんな 相手にも 自分を 貫けるか・・・・・・・・
勝利もしくは敗北、どちらに向かうのか・・・・・・・・
では、出発進行ーッ!!」

長いセリフを言ったノボリさんはモンスターボールを投げた。
投げられたボールは綺麗な放物線を描き地面に当たる。
表われたポケモンは、強烈なにおいを発するダストダスだった。
大きい体をで立つ姿は一種の壁にも見える。

大丈夫、この子たちがいれば何とかなる!

「お願い!頑張って!」

私もボールを投げる、うまくダストダスの前に私のポケモンが出てくる。

「ネンドールですか…相性はこちら側が不利ですね」
「トウコちゃんに聞いて作戦立てて来たんです。ズルかもしれないけど、これもスーパーに行くためです!」
「前もって勉強することはいいことだと思います。いいでしょう手加減なしで参ります。」



サイコキネシスを放つダストダスに避けるように指示を出している、
ダストダスは避けられたことにビックリしている、その瞬間に隙が出来た。
そこをついて攻撃を仕掛ける。

「さいみんじゅつ!」

ダストダスから反撃をされることもないし、これから使う技を更に強力にさせてくれる。

「寝てしまいましたか…」
「ここからが勝負です!!ネンドール、ゆめくい!」

ダストダスにとっては効果ぜつだいの技、もともと攻撃力の高いこの技を二倍の威力で喰らうのはいくらダストダスでもきついだろう、
起きることも無くダストダスは倒れる。

まずは一匹目

 
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