zerodream

□黒澤家の屋敷
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鍵を何とか見つけだし、門の前に立つ。
鍵を探すまでにたくさんの霊と遭遇した。
どの霊も双子やら、儀式やらと呟き私達に襲いかかってきた。


「人違いもいいところね」

「まったくだよ…
ちゃんと見てるのかな?」


朔夜はブツブツと文句を言いながら鍵を開けた。
門をくぐり抜け橋を渡る。


「ここが黒澤家?大きいね」

「祭主の家だって言ってたしね
それにここに八重がいるんでしょ?
早く会ってみたいよね」

「本当よね
生きてる人間ならいいけど…」


橋を渡り終え門をまたくぐると不気味な笑い声が聞こえた。


「あれが…八重?」


目の前に不気味な笑みを浮かべ血に濡れた着物を着た女の子が立っていた。


「違うよ!」


朔夜は射影機でその子を撮影すると女の子は姿を消した。


「…今のも幽霊?」

「みたいだね」


何だか…今までの霊とは違う…
強い怨念を持ってそう…


「まぁ、いいや
聖音…中に入ろうよ」

「うん」


私達は黒澤家の中に入る。



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