BOYS
□1ヶ月の恋
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「………………。何コレ、状況が飲み込めないんだけど…」
雲雀の目の前には――、
サラッとした長い髪。
色白の小さな顔に潤んだ大きな瞳。
少しばかりダボッとしたシャツ。
そしてそれを押し上げる豊満な胸。
そう、男ならクラリと目眩を起こしそうな抜群のスタイルを持った美少女がいたのだ。
「あぁ…コイツは……」
リボーンが雲雀に説明をしようとした時、少女が雲雀の存在に気付く。
「ひ、ひば、ヒバリさん!?…なっ何で…、ここに…ハッ!オレ、今…っ、リボーンのバカぁ!」
少女は酷く混乱しているようで、とうとう泣き出してしまった。
「…赤ん坊、この子…もしかして……」
「あぁ、………ツナだ」
そう、謎の美少女は沢田綱吉本人だった――。
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