Novel

□狂気的独占欲
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ヤンデレ藤君です。苦手な人は逃げて!!超逃げて!!




俺は先生のことがこんなに好きなのに なんで気付いてくれないの

なんで皆に笑いかけるの
なんで皆に優しくするの
なんで俺だけを見てくれないの


なんで どうして


教えてよ ねぇ なんで?


ああそうか 他の奴らが先生に近づくからいけないんだ


だったら閉じこめてしまえばいいんだ
誰の目も届かないところに


そうすれば 先生の綺麗な瞳には俺しか映らない
先生の世界には俺しかいない


気が付けば 目の前にいる先生はガタガタと震えていた
へたりと床に座り込んで 涙目で俺を見上げるハデス


「何泣いてんだよ先生…」


そう言って頬に手を伸ばせば 「ひっ」と小さく息をのんでおびえる


なんて 魅力的なんだ


思わず笑みがこぼれる


そうだ 俺は狂ってる。
あんたに恋をしたその時から 俺は狂い始めてしまったんだ。


end.
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