Novel
□約束(アシ逸)
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ドサッ
そんな効果音とともにベッドに押し倒された
僕に跨っているのは
アシタバ君だ
その瞳に感情は無く
背筋に悪寒が走るのを感じる
何故だかその瞳が嫌に冷たく 怖く見えて
いつものアシタバ君じゃない
「あ アシタバ君…?」
やっと絞り出した僕の声は震えていた
ふいにアシタバ君が微笑する
「ねぇ 先生」
「な 何?」
「昨日僕以外の人と…藤君とヤってたでしょ」
「…え」
あまりの事に言葉が出なかった
「いや、あれは違…っ…ふ ぁ…」
否定しようとするも、言い終える前に急に唇を奪われ 言葉を封じられてしまう
舌が歯列をなぞり、口内を犯される感覚に腰が浮く