Novel
□狭心症(虎)
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*鬱虎注意
*虎独白
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この目が二つだけでよかった。
つくづく俺はそう思う。
だって、この世の悲しみや苦しみが全て見えてしまったら、きっと俺は生きてはいけないから。
きっと俺の事だから、見えてしまったそれら全てを救おうとして必死に手を伸ばすだろう。
一一己の手のひらの小ささなんかに気づかないまま。
そうして結局は何一つ救えないままその悔しさに絶望するんだ。
泣いて、泣いて、泣き続けて。
悲劇のヒロインを気取るように。
誰かの助けを待つように。
意味を持たない慰めを待つように。
「大丈夫」
「君は悪くない」
「君は十分頑張った」
一一違う。違うよ。
俺はそんな言葉が欲しいんじゃない。
下手な慰めだって、本当は要らないんだよ。
ただ
ただ、一一一なぁ、教えてくれよ
俺の歩んできた道は正しかったのか?
本能のままに、目の前に困っている人が居れば助けてきたし、誰かの為になれるのなら進んで協力してきた。
そんな俺の事をある人はお人好しと呼ぶ。
ある人は無責任な正義だと言う。
またある人は良い人と呼ぶ。
そしてまたある人は偽善者と呼ぶんだ。
なぁ、俺はもう疲れたよ。
(自分の無力さに)
眠ってしまいたいんだ。
(何もかも忘れて)
ああ、でも一一そうだな
瞳を伏して眠りに落ちるその時に
隣にお前が居てくれたらどんなに幸せだろう
そんな事を思いながら、今日も俺は一人眠りにつき、また朝を迎える。
そして今日もまた歩き出すんだ。
(なぁ、助けてくれよ)
隣にいるだけでいいから
見ていてくれるだけでいいから
ときどき微笑んでくれるだけでいいから
なぁ、どうか
どうか、歩むべき道を見失った哀れな中年に救いの手を差し伸べておくれよ。
(嗚呼、愛しの君。)
end.
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2012.1.27
な ん だ こ れ\(^q^)/
俺は一体何が書きたかったんだw意味分からんw
夜中のテンションって怖いですね!
そして鬱入ってます、ええ。
ただ今かなりまずいメンタル状態です←
お粗末様でした!!