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□『slowdaily』C
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PM21:03―
宏は思ったより撮影が押してしまい予定より一時間程遅れて店に向かっていた
連絡も入れようかと思ったがなかなか抜けられずに'清もいるし大丈夫だろう'っと
宏はとにかく店へと急いで向かった
――――――――――――
宏「ここでいいです」
清の店から程近い所でタクシーを降り小走りに店に向かった
宏「―!?」
店の前に人影を見つけ駆け寄った
宏「小説さん!?」
夢「あっ、ヒロさん!よかった無事で」
ニッコリと微笑む夢に宏は状況が飲み込めない
宏「ごめん、遅くなって、、中で待っててくれればよかったのに」
夢「はい、私もそうしようと思ったんですけど…」
夢がふっと視線を向ける
そこには'close'の看板
夢「清さんに連絡してみたら旅行の予定が急に早まったって…」
宏「そう言うことか…俺も連絡出来なくてごめん」
夢「全然大丈夫ですよ、待つのは得意なんで」
宏「得意って…でも、ごめん…悪かった。」
夢「気にしないでください!本当に、誰も悪くないですから」
宏「ありがとう、…しかし、どうするか」
夢「そうですね…どうしましょうか…」
宏「もし…良かったら、別の店でとかダメかな?」
夢「え…?私は…構わないですけど、、ヒロさんはいいんですか?」
宏「俺は全然いいよ、…じゃあ行こうか」
2人は清の店の前から歩き出した
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