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□『slowdaily』prologue
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清「あら、いらっしゃい♪そろそろくる頃かなぁっと思ってたわ」
夢「こんばんは、そろそろって…まぁそんな頃でしたね」
言葉を交わしながらいつものカウンター席に座る
清「相変わらずお疲れな顔してるわね、お店忙しかったの?」
夢「うーん、ちょっと…でも、元気ですよ」
清「あらそう、まっ元気ならいいけどっ!はいっ―」
頼まずともいつものカクテルを出してくれる
夢「ありがとうございます、清さんのお店も結構忙しいんじゃないですか?」
決してあまり広くはない店内
カウンター数席とテーブル席が5つ
テーブル席はカップル達が数組
楽しそうに会話をしている
清「あらっ、それはどういう意味!?まっ、ぼちぼちやってるけどっ♪」
清はグラスを拭きながらニコニコと笑顔だった
夢「清さん、なんだか楽しそうですね」
清「あらやだぁ〜わかる?」
夢「なにか良いことでもあったんですか?」
清「ふふっ♪別に大した事じゃないんだけどね」
そっと耳打ちするような小声で話す清
清「最近、一人でくる殿方が増えてね♪」
清の言葉に思わず吹き出してしまう夢
夢「ぷっ、清さんらしいですね」
清「あら、何が可笑しいのよ!私もこーみえて結構モテるのよっ!」
そういって乙女なポーズをとってみせる清
夢「はははっ!可愛らしいですね!」
清「もうっ!私は本気よっ!夢こそいい加減彼氏くらい出来たの?」
夢「…うーん、出来てないです」
清「アナタだってそこそこモテるだろうに、勿体ないわね」
夢「…まぁまだいいかなって…」
清「あらそう…まぁ無理して作るものでもないしね!」
それから暫くお互いの最近について話したりしながら穏やかな時間を過ごしていた
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