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□『slowdaily』E
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宏side






『俺と付き合ってほしい』




俺はあの時自分の口から出た言葉に正直驚いた



本当ならもっと、ゆっくりと時間をかけてお互いをもっと知ってから言うべきだと思っていた




ただでさえ過去に辛い経験をしている夢



それを思えばもっと時間が必要だった筈




案の定彼女を困らせてしまったに違いない

その時はそう思わずにはいられなかった







『少し…少し時間を下さい』



そう言ってくれた彼女に少し安堵した


言ってしまった以上あっさり振られることも覚悟の上だった











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