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□『the beginning』@
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翌週―



ブーッ―ブーッ―



夢『はい、もしもし』


宏『あっおはよう』


夢『おはようございます』


宏『あと10分位で着くと思うんだけど平気?』


夢『はい、大丈夫です!気をつけて来てくださいね』



宏『ありがとう、ついたらまた連絡する』














'着いたらまた連絡する'




とは言われたものの、電話を切って鏡で最終確認をすると夢は部屋を出た




昨夜はドキドキしてなかなか寝付けなかったにも関わらず朝はいつもより早く目が覚めた

まるで遠足前の子供のように














―――――――



10分後キッチリに宏の車は夢の家の前についた



夢はにっこりと微笑んだ





宏「ごめん、待たせた?」


宏は車から降りて夢に駆け寄った


夢「いえ、時間キッチリです!」

宏「そう………」





そう言って宏は夢を見つめたままだった





夢「あの…すみません、変でしたか…?」




夢はあまり着慣れない女性らしいワンピースを着ていた



普段あまり着慣れない分何かおかしかったかとキョロキョロと自分の姿を気にしていた





宏「いや、なんかいつもと違って…可愛い」



夢「よ、よかった…何か変だったのかと思いました…」




顔を真っ赤にしながらも安心したように微笑む夢に宏も頬が緩む






宏「あっ…じゃあ乗って」



気持ちをはたと現実に戻し助手席のドアを開けた




夢「は、はい!お邪魔します。」




緊張しながらも夢は助手席に乗り込んだ









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