Snow's Guardian―雪の守護者―

□Start
2ページ/5ページ




時刻はすでに午後5時半。
「…落ち着いたか?椎名」
「…うん」

あれから…
――ずっとずっと泣き止みたくても泣き止めなかった。
今もまだ泣きたい気持ちはあるけど…ようやく落ち着いてきた。

「ツナくん…山本くん…獄寺くん」
突然の私の言葉に三人は当然驚く。
「どうかした?」
「ん?」
「何だ?」

今、確かに私の中にある。
とても、
とても、あたたかい。
この気持ち。

「…ありがとう…」

そう、思った。
確かに私の心の中にあるんだ。


次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ