09/20の日記

21:24
雅さまの華麗なる日記
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X月〇日

篤はやはり強い。
さすがは篤といったところだが、次いで、あの人間もなかなか強いな。
まぁ篤には若干劣るがな。

人間に向ける笑顔もなかなかそそるものがあるのだが…。
そんな雑魚にかまけてる暇があるなら、なぜ俺に会いにこないのか。貴様が一番に憎んでいるのは私だろうが。
どうやら、人間とともに暮らしているうちに私に対する思いがきえつつあるのかもしれないな。

手始めに、アイツが大事にしている人間を襲うとするか…。
あの人間に……!

フフ、あの人間の小僧にするか。
おのれ、相変わらず私の篤に抱き付くとは…!!
身の程というものをわからせてやろう。



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あの強かった武がやられたんだから、きっと雅さまが来たに違いないと思った次第です。

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00:30
「黄泉」更新!
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強かった、誰よりもアイツに惹かれたのは他でもない自分だったのかもしれない。


「…っ…」

気怠い感覚に甘えて、布団から出れずにゆっくりと仰向きになる。
隣りで気持ちよさげにスヤスヤと眠る男に眉をしかめるが、起きられても面倒なのでそれ以上はする気になれなかった。

闇に紛れることのない、銀色の髪に思わず手が出そうになる己を叱咤する。

愛しいとも狂おしいとも違う自身の感情の変化に戸惑いつつも、これも男を殺すため安心させるためだと言い聞かせた。

初めて身体を求められたときは力の限り抵抗するも、男の力は他の誰よりも強く抵抗も虚しいものにおわる。上がる息に上気する体温に嫌悪しながらも、男の巧みな手練に内から押し寄せてくるのは一体なにか。


朦朧とする意識の中、男はなにかを発していたが聞き取れるはずもない。
それほどに男の動きは容赦無かったといえる。

そっと瞼を閉じれば、浮かんでくるのはあの日の光景。大丈夫、まだ大丈夫。そう復唱して、事後の倦怠感に身をゆだねて、そのまま薄れる意識に全てを任せて。


隣りに眠っていた男は、意識が無いのを確認した後、そっと愛しげにさらさらと髪を梳かれていたのを知る由は無かった。

たった一言、それすらも満足に紡ぐことの出来ない愚かな男。



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雅篤だといいたい!
アイシテルだなんていえないよ!な乙女雅さまでしたー(笑)

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