09/17の日記

22:00
雅→篤(といいはる)
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「おい、篤」

「…なんですか…?」

篤はちょっとイラッとしつつも、敬語で返した。

「肩をもめ」

「は?」

「聞こえなかったのか?だったら耳元で囁きかけてやろう」

「…結構だ。いや、そうじゃないだろ。お前吸血鬼なのに肩が凝るのか?」

特に何もしていないだろう雅に怪訝にみやると、雅はフンと鼻をならす。

「貴様も吸血鬼ではないか。貴様だって肩くらいは凝るんじゃないのか?」

「…お前と違って、いろいろとやっているからな」

「私もお前の預り知らぬところでいろいろとやっているのだ。」

けれど、篤は動かない。
確かに吸血鬼になってからは雅の命令通りにいろいろとやってはいるが、それもこれも全ては…。
というか篤は心底イヤらしく、身体が動かないでいるのだが。

雅はなかなか行動しない篤に不機嫌になり、篤との距離をつめて腕を掴むと一瞬で捻りあげる。

篤はたまらず声をあげる。

「貴様はもう私のものなのだ、いい加減分を弁えろ」

それだけいうと腕をはなす。篤はぐっと拳をにぎりしめ怒りをやりすごすも、瞳の色は赤く染まっており、それに気付いた雅はクスクスと笑った。

吸血鬼になって従順になったのは良かったが少しつまらなく感じていたのだが、まだ楽しめそうだ、と雅は思った。

悔しそうに見上げる篤の顎を掬いあげると、噛み付くように口づけた。

篤が抵抗なのか、歯をたてるそのまえに、掴んでいた顎に力をこめて。

「もっともっと、私を…」


その後のセリフは出さずに、ただ雅の楽しそうな声が聞こえてくるのだった。



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雅さまはお兄ちゃんの反抗的な眼が大好きだといいな!

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