棘の道を突き進め!

□色気注意報
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首筋に顔を埋めると、ピクリと体を堅くする悠太。
可愛い反応に口元が上がって、もっと可愛い悠太が見たくて、そのまま鎖骨までベロリと舐める。

「っ…!」

「声、出せばいいのに。」

息を呑んだ悠太の鎖骨を舐めながら、その肩に手を添える。
そのまま腕のラインに沿って下ろしていけばパサリと着物の上半身がはだけ、悠太の胸元が露わになった。
白い体に薄い赤が目立つ。

「ね、たってるよ?」

その赤を指先でクリンと触ればビクッと体を揺らす。
可愛い、と思いつつ今度はそれを舌でペロリと舐めた。

「…!」

口先で含んで舌でコロコロ転がすと、悠太は声にならない声を上げる。

「っ、…っ!」
「…ねぇ。」

顔を上げて悠太を見る。

「声、聞かせてよ。」
「っ、やだ。」
「聞きたいな。」
「…やだ。」
「ケチ。」

頑固なんだから。

「!」

堅く閉ざす唇をペロリと舐め、チュッチュッとリップ音を送る。
少し開いた悠太の唇にすかさず自分の舌を侵入させて、悠太のそれと絡ませた。
くちゅ、くちゅ、と舌が絡み合って、悠太の口端に唾液が流れる。
頬が蒸気している悠太はどこからどう見てもエロい。
これで色気がないなんて言う奴は絶対にいないだろう。
まあ、誰かに見せる気なんてないんだけどね。

キスをしながら頬に添えていた手を、悠太の体にそって下へ下へおろしていく。
ピクリピクリと反応している悠太は未だに声を聞かせてくれない。
でも、オレは優しくないからね、そろそろ無理にでも聞かせてもらうから。

着物の上からでも分かる悠太のソレを、そのままギュッと握った。

「ッア、」

コシコシとソレを着物で擦ればビクッと反応を示す体と揺れる喉仏。

唇を離してフフッと笑う。

「やっと声聞けた。」
「っ、」

フイ、と背けたほんのり赤い顔にもう一度笑って、

「…っァッ!」

今度は直に悠太のそれに触れた。
ぐちゅ…と厭らしい音が響く。

「悠太。先走り、すごいね。ぐちょぐちょだよ。」
「ハアッ…ぅ、るさ、んあっ!」

ピクンッ、ピクンと正直な悠太の体に口角が上がる。
床に膝をつくと悠太のそれは目の前に見える。
掴んだ手を動かす度着物で見え隠れするそれは素っ裸より何故だかエロい。

ああ、…舐めたい。

「っ!ぁあんっ!」

ぺろり。
先走りが滴る先端を舐めると悠太が一層声を高めた。

「やば…、」

もう、トマラナイ。

「ひぁっ!ああっ!」

悠太のソレをすっぽりと口に含んでゆるゆると動かす。
くちゅり、くちゅり。
部屋に響く卑猥な音。

「はぁっ!ん!ああんっ!ゆ、きっぃ!」

名前を呼ばれて視線を上げれば、目に涙を浮かべた悠太がオレを見ていた。

「可愛い、悠太。」
「な、に言っ、」
「イかせてあげるね?」
「ひやっ!んっ、ゆ、きっ!ああっ!あああっ!」

口を前後に動かして悠太のソレを扱く。
それに手もつければ伝った唾液が一層厭らしくぐちゅっ!ぐちゅっ!と響いた。

「ゆ、き!ゆっ!き、ぃ!」

悠太はほんの少し抵抗したけれど与えられる快感にはやっぱり勝てなかったようで。

最後にはあっさりと精を放った。







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