夢の世界へいざ行かん!

□キッズトレイン
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「えーと、チョコバナナ…チョコバナナ…。」

え?迷ったのかって?
いやいや、そんなお約束なことしませんよ。
しかもだいぶ慣れた学校でね?
うん、まさか。
いくら文化祭で学校の雰囲気違うからって、まさかね、迷う訳ないですって。


……………まさか、ね。








「あれ、心結さん?」
「うわー、こーちゃんが女神さまに見える。」
「それ言うなら神様じゃなくて?」

どっちでもいいけど神々しいです。

「どうしたの?また迷ったの?」
「え、なんでそうなるんですか。」
「あれ、違った?ごめんね?」
「謝らないでください。認めざるを得ないから。」

苦笑するこーちゃんは私の頭をポンポンと撫でて、一緒に探すよと言ってくれた。

「うわー、もう女神さま以外の何者でもない。」
「あはは。悠太くんたちならさっき展示室で見たからね。」
「あ、そうなんですか。…て、アレ?私悠太兄ぃたち探してるって言いました?」
「言ってないけどそうかなぁと思って。」

さすがこーちゃん。
あっきーが頼っているのも頷ける。

「そういうこーちゃんはあっきー探しですか?」
「ははは、やっぱりそう見える?」
「たこ焼き2パックがなによりの証拠です。私も一緒に探しますよ。」
「ありがとう。」

こうして、私は悠太兄ぃたちを、こーちゃんはあっきー探しを開始した。





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