夢の世界へいざ行かん!

□キッズトレイン
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「こーおーちゃんっ。」
「あ、心結さん。」

終点こーちゃん駅〜。
こーちゃん駅〜。













「どうしたのそれ…。」

こーちゃんに借りていた資料を返しに来たら驚いた顔をされた。

「それって?」
「いや…、そのダンボール。」
「ああ、馬車です。」

ダンボールの上と下を切り取って乗り物に見たてたものを、胴に被っております。
え?電車でしょって?
いやいや違います、馬車なんです。

「それはそーと、はい。お借りしてた資料。ありがとうございました。」
「いえいえ。役に立てたみたいで良かったよ。」
「こーちゃんが役に立たないことなんてないですからねぇ。」
「はは、ありがとう。それより心結さん。学校では“先生”つけようね?」
「ああ、そうでした。すみませんこーちゃん先生。」
「いや…、うん、まあ、いいけどね…。」

何故だかガックリうなだれるこーちゃん改め、こーちゃん先生。

「そーいえば、こーちゃん。」
「戻ってるし…。なに?」
「あっきー文化祭来るんですよね?」
「ああ…、来るって言ってたね。」
「楽しみだなー、あっきーとこーちゃんの漫才。」
「漫才してる気なんてこれっぽっちもないからね?」

ははは〜と笑って返せば、またもやガックリうなだれた。

「あ、東先生。」

聞き慣れた声に振り向くと、

「あ、ゆーき。ゆーたにーも。」

似たようなダンボールに入った悠太兄ぃとそれを引っ張る祐希がいた。

祐「あれ?ミュウもエコトレイン?」
「いえいえ、馬車です。」
悠「え、馬車なのこれ?」
「うん。文化祭シンデレラやるから。」
祐「これが馬車とかクオリティに問題ありだよ。魔法全然効いてないよ。」
悠「これが電車っていうのもどうかと思うけどね。」

東(似た者兄弟妹…。)





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