トリッ腐!!

□トリッ腐スタート!!
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オレは夏目が好きだ。
先生も好きだ。
名取さんも好きだ。
田沼も好きだ。
的場さんも好きだ。

夏目を取り巻く全ての皆さまが好きなのだ。


一人ぼっちだった夏目が気にかけてもらえてると思うと心がポカポカしてくる。
ポカポカしすぎて熱いくらいになる。


正確に言えば、


ムラムラしてくる。















おおっと、失礼。つい本音が。


しかしまぁ仕方のないことだと思うわけですよ。

だって夏目可愛すぎません?
狙ってますよね?


「ねぇ神様?」


目の前の祠に向かって話しかける。

出掛け先でたまたま見つけた夏目っぽい神社。
ついフラッと立ち寄ってしまったわけだが。

え?なに?
夏目っぽい神社って何って?

いや、わかるでしょ!
そこはわかってよ!
石段が長く続いてて周りは木が生い茂ってて古ぼけた感じの神様がいないような神社のことだよ!


……と、まあ見つけた瞬間は舞い上がって(今もだけど)思わず神様がいると信じていかに夏目が愛されているのかを語っていたのだ。

きっと神様も深く頷いてくれているに違いない。











「さてと、」


名残惜しいけどそろそろ帰らないと日が暮れてしまう。


「話しを聞いてくれてありがとう神様。」


三時間は祠に向かって喋っていたんだと思う。
気付けば日が傾き始めていた。


「ここで会ったのも何かの縁。貴方のことは忘れないよ。」


祠にペコリと頭を下げた時。


「え、」


ドンっと背中に何かがぶつかり、ただでさえ重力に逆らっていなかった頭が無抵抗に賽銭箱へと突っ込んだ。





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