夏目総受け!

□水も滴るなんとやら。
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※最初のみ原作沿い
※R18!!!!!





















「いい湯だー」


トプンとお湯に浸かれば少し熱いくらいのお湯がじわじわと体を温める。


「気持ちいい?」
「はい…」


体を洗っていた名取が笑いながら問い掛ける。
素直に頷いた夏目に、それはよかったと再び体を洗う名取の背中を夏目はじっと見詰めた。


(…本当に動きまわってんだな…)


皮膚を移動するイモリの痣を目で追えば、するりと名取の腹部へ回っていった。


(目のやりばに少しこまる…)


そう思って目を逸らそうとした時。


「どうかした?夏目」


名取とバチッと目が合ってしまった。


「あ、いや、その…」


カァッと顔を真っ赤にして慌てる夏目に、名取はニヤリと笑った。


「…欲しくなっちゃった?」

「なっ…!」


違います!と否定しようと顔を上げれば、


「んっ…!?」


いつの間にか近づいていた名取に唇を奪われる。


「こりゃー!名取の小僧っ!夏目に何をしとるかーっ!!!!」

「っ、ニャンコ、先生っ!」


一緒に風呂に入っていたニャンコ先生がバシャバシャと湯を移動する。


「柊」
「はい、主さま」
「あのうるさいニャンコをコインロッカーにでも入れといてくれ」
「わかりました」
「なっ!何をする!離せこの馬鹿者!離せーっ!!!!」


紙人形を何重にも巻かれたニャンコ先生を柊はヒョイと雑に持ち上げ更衣室へと消えていった。

チャプ、と静かに夏目の隣に入った名取は、再び夏目に口づける。


「さ、夏目。続きだ」
「ちょ、名取さ…んっ!」


湿気で潤った唇は滑らかに絡まり、名取は舌で夏目の口内を貪る。
クチュ、ピチャ、と響く唾液の音が厭に耳につく。


「んんっ…、は、ん…!」


夏目の頬を撫でていた名取の手が、そのまま体のラインをなぞり始める。


「っ、名取さ、やめ…んっ!」


辿り着いた内股を執拗に撫でるその手は、ゆるりと夏目自身を包んだ。


「んぁっ…!」


ビクンッと体を揺らした夏目の首に名取は顔を寄せ、吸い付く。


「何をやめてだって?」


くすりと笑って、ゆるゆると手を動かし始めた名取に、夏目は再び体を揺らす。
名取の手が、夏目の体が、動く度にお湯がピチャピチャと音を立てた。


「夏目の、こんなになってしまったね」


耳元でそう言えば夏目はカァッと顔を真っ赤にする。


「ちがっ…!」
「違わないだろう?もう出たがっているよ」
「あっ…!んんっ!」
「ふふっ、可愛いね、夏目」
「やっ…、はっ、あ…!」
「イキたいかい?夏目」


目に涙を溜めてコクコクと頷く夏目に、ふっ、と笑って。


「本当に可愛い」

「っ!あっ、あっ、っっっ――――!!!!!」


早められた手にあっさりとイった。


「あー…お湯、汚しちゃったね。…夏目?」


くたっとした夏目の顔を覗けば。


「あ、のぼせちゃったかな?」


顔を真っ赤にしてきゅう…とダウンしている。


「やれやれ…。まぁ、こんなところも可愛いけど。柊!」
「はい、主さま」
「悪いけどそれ、片付けといてくれ」
「それ…」


名取の視線を追えば、湯船に浮かんだ夏目のそれ。


「わかりました」
「くれぐれも変なことに使わないように」
「チッ」
「何かな?柊」
「いいえ、何でもないです」
「そう?あぁそれから」
「はい」
「覗き見して鼻血出すのもいけないよ」
「………はい」













名取に連れられて部屋に戻った夏目。



布団に寝かされ再び襲われた夏目の腰は―?

風呂場に残った柊は―?



そして…



ロッカーに閉じ込められたニャンコ先生の運命や如何に―!?







次回っ、『それぞれの行く末』お見逃しなく!












「あれ?私の出番は?」
By壺の妖:スミエ


END.

あはは、続きませんて。


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