小説

□結婚式
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「……さん、兄さん起きて。兄さん!」


ユサユサと体を揺らされて目が覚める。

「何だよ。アル…」
思わず不機嫌な声になってしまった。

けれども、そんなのはお構いなしにアルは続けた。


「何だよ、じゃないよ!今日はヒューズさんとグレイシアさんの結婚式なんだよ!」



顔が青ざめていくのが分かる。ヤバい。完全に忘れていた。

「今、何時!?」

「もう10時過ぎだよ!!式、始まっちゃってるよ!!」


おいおい、ウソだろ…。オレどれ位寝てたんだ…。

「とにかく。急いで式場に行こうゼ!」

「そうだね…て、その格好で行くの!?」

「あ…」


そういえばパジャマのままだった…。










「エドワード君にアルフォンス君!」

グレイシアさんがホッとしたような声で言った。


「こんにちは。グレイシアさん」


「来てくれないのかと心配したわ」

グレイシアがウエディングドレス姿で微笑む。

後ろに居たヒューズもこっちに気付き照れ笑いを浮かべた。


「よぉ、エドワードとアルフォンス。久し振りだな」

「アンタも元気そうだな。まったく…オレ等が居ない間にどうやってグレイシアさんを落としたんだか」


「ふん。子供が催促するもんじゃない!! それよりグレイシアさん、向こうで友達が待ってますよ」

そう言ってヒューズは行ってしまった。



「彼きっと照れてるのよ」

グレイシアさんはふふっと笑って行ってしまった。







「ねぇ、兄さん。あの2人の子供って、やっぱりエリシアちゃんなのかな?」


「さぁな。でも、グレイシアさんが出産する時は手伝ってやろうゼ。前みたいにさ」


「そうだね」



















□■□■□

何だかよく分からない終わり方をしてしまいました(汗)。

もっと上手く書けるようになりたいです!!

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