せかんどらいふ!

□第二十二のフラグ
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入学式の翌日だよ!!

絶賛人波に揉まれてるなう

あああああ!!

部活勧誘激しすぎ!!!!!

朝なのに元気だなぁ...
おばさんは着いていけないよ...

とまあそれは置いといて、部活なぁ...

一覧とかいろいろ見てるんだけどな
ありすぎて困るw

「ねえそこの貴女!部活決まってる!!?」

なんかいきなり腕捕まれたんだけど!

「え、や、決まってないですけど」

振り向いた先には美人なお姉さんがいた
ナイスバデー羨ましい
っていうかすっごいキラキラした目で見られてるんだけど!恐い!

「写真部とか入らない!?」

「写真部、ですか?」

そういえばあったなー

「そう!写真のコンクールとかも出してるのよ!」

「あの、えっと」

「あ、私2年で部長の森野文香!部員は私と、あと3人いるの!1年生にも入ってもらいたいんだけど!どう?」

すっげぇ

私に喋る暇を与えないマシンガントークだ!!!←

「森野せんp」

「興味持った?ね?」

「おい森野、1年にも喋らせろよ」

「あ、虹村じゃーん。何?写真部入る?」

「人の話聞けやオラ」

「入らないなら邪魔しないでよ!」

えっと、止めるべきっすかね?
突然虹村さんが現れてめっちゃビビったんだけどさ、美男美女が並んでてすっごい似合う写真撮りたい

「ったく、1年のお前もめんどくせえのに捕まったな...って湊?」

「あ、はい。お久し振り?です、虹村さん」

こっちを向いた虹村さんが私に気付いた

「ちょっと虹村!この子とどういう関係よ!!」

え、これなんて修羅場?付き合ってんの?え?マジ?今の状況私浮気相手やーwwwうぇっwww

「いや、奏汰の妹」

「はあ!!!?」

「えっと、自己紹介が遅れました。海鳴湊です。兄が御世話になってます。これからよろしくお願いします、森野先輩」

「うそ、あんなチャラ男とこの可愛い娘が兄妹なんて世の中どうかしてるわ...」

ちょっwwww兄貴wwwめっちゃ言われてるwwwww
あと森野先輩、私は可愛くないですよ!!

「で!どうする湊ちゃん!?」

ひぇえええええ!美女に名前呼ばれた!!あ、暗殺されない?大丈夫??

「あの、」

「湊、なんなら俺らのマネでもいいんだぜ?」

「ちょっと虹村!私の子を口説かないでよ!」

い、いつから先輩の子に!!!???

むぎゅっと抱き締められて、豊満な胸に埋もれてる

幸せ...!や、でも苦しい!!

「森野、コイツ死にそうだぜ」

「え、うわ!ごめんね!大丈夫??!」

「だ、大丈夫です...わっ」

「ったく、ホントに大丈夫かよ」

森野先輩から解放されたと思ったら、ぐいっと後ろから引っ張られて、虹村さんの腕のなかに

「ちょ、ちょっと虹村さん?!」

「虹村!やめなさいよ!!嫌がってんじゃない!!」

「ぁあ?恥ずかしがってんだよな湊?」

「分かってるなら離してくださいよ!!」

顔に熱が集まるのを感じながら腕から逃げようとするけどびくともしねえ
ちょっと大分恥ずかしいんだけど虹村さんやめて死ぬ

「湊ちゃん顔真っ赤!かっわいー!!」

腕から出られた私はゆでダコの様に赤くなっていて森野先輩に撫でられた

「あの、森野先輩、写真部ですけど、放課後見に行っていいですか?」

「ホントに!?やったー!待ってるね!!っていうか迎えに行くわ!何組?!」

「に、2組です...」

「分かったわ!じゃあ放課後ね!湊ちゃん!!」

嵐のように去っていった森野先輩

なんか疲れた...

「もし森野んとこが嫌なら、マネで来ても良いからな」

「いやー、兄貴と同じ部活は女子に目を付けられるので嫌です」

「アイツモテるからな」

「虹村さんもモテてますよね?」

「んなことねえよ?」

んなことあるんです!!!

「そろそろ教室行きますよ。兄貴によろしく言っといてください」

「おう。じゃあな。また新入生歓迎会とかあっから、寝るなよ」

一言余計な上にナチュラルに頭を撫でないで!!

少し少なくなった人ごみを進んで教室に向かった
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