幽霊相談事務所

□幼い頃の夢
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『それなら丁度良い、私も1人で寂しいと思っていた所だったんだ……。私がお父さん達を探すのを手伝ってあげるよ』



椅子から立ち上がってにこやかに笑みを浮かべながら、おじさんはグイッと私の手を引っ張ってきた。あまりにも突然の事だったから思わず前方に転びそうになる。



「ホントに? 何処に連れてってくれるの?」



なかなか強い力だ。引っ張り返しても一向に離してくれそうにない。

私が離そうとしても、おじさんは飄々と私の手を引っ張り続ける。

まるで探すのを手伝うというより、何としてでも何処かに連れて行きたいかのように見えた。




『ふふふっ、それは着いてからのお楽しみだよ。……さあ、』









      ・・・
私と一緒に、逝こうか……



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