幽霊相談事務所
□幽霊相談事務所
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その一方で、青年はピキ……ッと音をたてて固まっている。
『……!?』
そして微かに顔を赤くするとスッと私から視線を反らした。
……ん?
何で視線を反らすんだろう。
「──ひゃぁああ!!!」
私の手に握られていたのは……ピンク色の女性の下着(可愛いくまちゃん柄)。
ちっがーう!!
これじゃないから!!
私はあたふたと下着を鞄の奥深くに詰め込む。そうして、ようやく目的物の足を掴むことに成功し、中からソイツを引っこ抜いた。
『──コ■助っ!』
男の子はぱっと顔を輝かせて此方へ駆け寄ってくる。