上下関係元

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※先生目線



「いや、やめっ」

「やめる?それは出来ないな」


1人の女子生徒を指導している俺。
これは、指導と言うものなのかは分からないが、口で言っても分からない奴は体で教え込む。それが俺の中の決まり。


「いやあぁ!!!」

「お前が悪いんだろ?」

「授業遅刻しただけっ…じゃんか」

「その考え方が甘い」


腰を振る度にガタガタと机が音を鳴らす。
今は5限目の授業中。
誰も通る事のない廊下。
その静かな廊下にある「生徒指導室」。

ここは防音が強いため、なかなかの声じゃぁ絶対に外には聞こえない。
そんな所で、俺は今1人の女子生徒にお説教をしている。勿論、身体でな。


「じゃあ、っ…アイツ等の方がッずっと悪いっ…あぁぁ!!!」

「ちょっとは黙ったらどうなんだ?」


腰をガンガン振ると、黄架は大きい声で鳴く。あんまりそそらすなよなー。

でも、確かに黄架の言う通りだ。
授業遅刻くらいじゃ注意で終わる話。
でも俺はそんなんで終わらせない。

相手がお前だから。


「んあっ、あっぁっ…」

「どうだ?気持ちいいだろ?」


だんだんと黄架の声も快感混じりになってきた。

日頃、黄架のクラスの生徒でお説教をするなら、授業妨害、脱走、反抗してくる松村(マツムラ ナイ)だろう。
こいつは本当に最低だ。

だか、俺の中でそんな奴はどうだっていい。
今回の授業遅刻も、松村なら注意で流していたはず。
ただ、俺は黄架だったから、ワザとお説教をしている。

大半が分かるだろうが、俺は黄架が好きだ。

だから、他の先生たちにヤられる前に、俺が一番目にヤっておきたかった。
自分勝手だけど、抑えきれないもんなんだ。


「んっ、せ、せ…あ、もぅ…だめっ」

「イっていいぞ、黄架」


目尻に優しくキスをし、ピストンを速めた。
すると黄架は呆気なく絶頂した。

ハァハァと荒い呼吸を繰り返す黄架が、妙にエロく見えた。


「ごめん、ちょっと激しかったか?」

「んうぅ…先生の、バカッ」


正直、嫌だったんだ。


「何で、どうしてッ…私なの?」

「え…?」

「私なんかより、悪い子いっぱいいるじゃんか…なのに、どうして?私、授業遅刻も今回が初めてだったし、だからと言って授業中うるさい訳でもないでしょ…?」


・・・確かに、そうだけど…。


「どうして?理由教えてよ…」


そんなに、泣くなよ。
悲しそうな顔、すんなよ。


「じゃないと…井上先生に言うからっ」


井上先生とは黄架の担任の事だ。
2年を持つ先生の中で一番かっこいいと言われている、なにしろ完璧な男教師の事だ。


「お前、その名前出すな」

「ぇ…?」


ついつい嫉妬みたいなものをしてしまった。
だって、黄架が井上先生に気を取られてるんじゃないかと思う事は多々あるし、
あの先生、優しくて、スポーツ完璧の体育教師だし…。

女に好かれて当然な人だもん。

そんな人の名前が黄架の口から出たら、俺、…ショック死してしまう。


「・・・確かに、黄架は全く悪い事はしていない」

「じゃあ、何でっ―」



「お前を一番に抱きたかった」



「…えっ―?」




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