上下関係元

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「先生〜!」



「んぉ〜?」




只今4組で大気中。
仲のいい優香と話をしている。


現在、16:15。
とっくに放課後に入っている。


皆で部活をジミにサボっている。
って訳ではない。


実は、明後日に
『合唱コンクール』
があるのだ。


そこで私は思いついた。

この4組担当の赤井先生に
お願い事を。




「あんさ、あんさ、もし雫が、
最優秀賞とったら、何か言う事聞いてよ」




「えー、なんなよ、ソレー。
えーよ、じゃあ、
もし黄架が最優秀賞じゃなかったら、
先生の言う事聞いてな?」




「いーよ!よしっ!やる気出てきた!」




実は、私は、赤井先生が好きだ。

まぁ、分かるだろうが。


言う事、と言うのは
まぁ、勝ってからのお楽しみだが。


実は、先生からのお願い事も、
1つの楽しみであったりもした。



でも、最優秀賞じゃなかったら…。
と言う不安もあったのだ。







「よし!先生もやる気出てきたわ!」




「変な事言わんといてや〜」




「ゆわんゆわん、多分な」




「お〜い」





こうみえて、
余り普段は先生と話さない。
ホントに、全く。


たまに話せて、
しかも、お願い事とか、
かなり萌えるんですけどー…。



って、気持ち悪いか。



余ほど好きだからなぁ
赤井先生の事。






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