上下関係元
□∵
3ページ/5ページ
「でたよぉ〜」
「あ、こっちは出来たよ!」
バタン、とお風呂場から出てきた先生は、完璧なるパジャマだった。
・・・少し、可愛い。
「さき風呂入ったら?」
「あ、うん…そぅする」
「俺のでわりぃけど、パジャマ置いてあるから」
「はーい」
パタン、と静かに入る。
あ、あったあった。
黒色のジャージっぽいパジャマ。
・・・先生らしいな
「……でたよ?」
「おっ、お帰り」
机の上に綺麗に並べられた料理。
「雫って料理上手いよなー」
「ありがと///」
雫って言われた事でドキドキした。
名前、久しぶりに呼ばれたなぁ
「この味噌汁上手いし、肉じゃが俺大好き!」
ちっちゃい子みたいにワイワイはしゃぐ先生を見てホっとした。
・・・全然、変わってないや。
「「いっただっきま〜す!」」
二人で向き合い、手を合わせて食べる。
「ん〜、ぅめぇ」
「あ、先生!口から出た!」
「ぉ、わりーわりー」
ホントに新婚さんみたいだな…。
口から芋の食べさしがピョンと出てき、先生と笑いあう。
幸せ。
「あ〜喰ったなぁ」
「…御馳走様でした」
カタンカタンと食器を運び、洗い物を済ませた。パッとリビングを見渡すと、先生は何やらDVDBOXを探っていた。
「せんせ?何してるの?」
「ん?ホラー探してんの」
「え!?ホラー!!」
私の目は一瞬で輝いたと思う。
実は私、ホラーが好きで嫌いなのだ。
つまり、見るのは怖いけど、ドキドキするのは大好き。…みたいな?
「ホント好きだよなぁ…コレ見るか?」
「うん!!」
そのDVDを入れてから、ソファーに2人で座ってDVD鑑賞をした。
「ぅし…もうそろそろ寝るか?」
「…だね、DVDも終わったし…」
「っても、ダブルベッドだぞ?」
「うん、…いーよ」
眠たい…
現在の時刻23:45。
もう時期00:00だ。
歯を磨き、トイレに行って布団に入る。
モゾモゾ言ってるな…。
.