上下関係元

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「でたよぉ〜」

「あ、こっちは出来たよ!」


バタン、とお風呂場から出てきた先生は、完璧なるパジャマだった。
・・・少し、可愛い。


「さき風呂入ったら?」

「あ、うん…そぅする」

「俺のでわりぃけど、パジャマ置いてあるから」

「はーい」


パタン、と静かに入る。
あ、あったあった。
黒色のジャージっぽいパジャマ。
・・・先生らしいな








「……でたよ?」

「おっ、お帰り」


机の上に綺麗に並べられた料理。


「雫って料理上手いよなー」

「ありがと///」


雫って言われた事でドキドキした。
名前、久しぶりに呼ばれたなぁ


「この味噌汁上手いし、肉じゃが俺大好き!」


ちっちゃい子みたいにワイワイはしゃぐ先生を見てホっとした。
・・・全然、変わってないや。


「「いっただっきま〜す!」」


二人で向き合い、手を合わせて食べる。


「ん〜、ぅめぇ」

「あ、先生!口から出た!」

「ぉ、わりーわりー」


ホントに新婚さんみたいだな…。
口から芋の食べさしがピョンと出てき、先生と笑いあう。

幸せ。





「あ〜喰ったなぁ」

「…御馳走様でした」


カタンカタンと食器を運び、洗い物を済ませた。パッとリビングを見渡すと、先生は何やらDVDBOXを探っていた。


「せんせ?何してるの?」

「ん?ホラー探してんの」

「え!?ホラー!!」


私の目は一瞬で輝いたと思う。
実は私、ホラーが好きで嫌いなのだ。
つまり、見るのは怖いけど、ドキドキするのは大好き。…みたいな?


「ホント好きだよなぁ…コレ見るか?」

「うん!!」


そのDVDを入れてから、ソファーに2人で座ってDVD鑑賞をした。



「ぅし…もうそろそろ寝るか?」

「…だね、DVDも終わったし…」

「っても、ダブルベッドだぞ?」

「うん、…いーよ」


眠たい…
現在の時刻23:45。
もう時期00:00だ。

歯を磨き、トイレに行って布団に入る。
モゾモゾ言ってるな…。



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