ぬら孫 犬玉

□好きで好きでたまらんぜよ!
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気付くと最近
玉章の事ばかり見ている

整った顔に白い肌
瞳は金
長めの睫毛
薄い唇
小さめの口
短めの黒髪

「はぁ…」

見ているだけで
癒されるというか
なんというか

可愛いのだ
とにかく
ひたすら

性格は別だが

「…はーあ…」

「…溜息ばかり吐いて犬神らしくない、どうしたんだい?」

ハッとして目を開けると
超至近距離で
玉章が顔を覗き込んでいた

「う、あ、別に…何でもないきに…」

「ほんとかい?」

「…それより、顔が近いぜよ玉章…」

このままだと俺がやばい
俺の理性がやばい

「犬神…?」

至近距離のまま…
むしろもっと
近くなった気がする

玉章は不思議そうに首を傾けた

だああああッもうッ!!!

そんな顔をするなぁぁあぁ!!!!

「玉章ィ!!!」

「なっ、なに」

がしり、と玉章の
両方の細い手首を掴む

咄嗟の事で玉章は対抗できない

「…なっ!」

そのまま腕を持ち上げ
玉章の体を押し倒した

「…何のつもりだ…犬神」

「…」

「…何のつもりだと、聞いてるんだ」

「…」

「答えろ!!」

玉章の妖力が
弾けるのが分かった

衝撃音と共に玉章から
妖力による爆風が起こった

…これはやばい

本格的にやばい

玉章は完全にキレている

素直に謝っても
許してもらえなさそうだ



なら―

いっそ


「おい、いぬがっ…ふっ…んぅ」

俺は玉章の口を俺ので塞いだ

玉章の動きがぴたりと止まる

深く

深く


「ん、は…」

長めの口付けが終わる

肩で息をしながら
玉章は金眼を細め

「意味が解らない、言う事が聞けないならお仕置だね?」

「…仕置は必要ないぜよ、…だって玉章嫌がってなかったきに」

そう言ってまた俺は
悪戯に行為に没頭するのだ







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