大江戸監察事件簿

□大江戸監察事件簿(4)
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どうも、真選組一番隊隊長沖田総悟でさァ。
真選組って言いますと中々色んな仕事があって大変なんでさァ。

ってな訳で、俺は今公園のベンチで休憩してんでィ。
別にサボりじゃァありませんぜ。
休憩でさァ、休憩。


「あれ〜?沖田君じゃないの。こんな所でサボってていいの〜?税金ドロボー」
「見逃してくだせェ旦那。それにサボりじゃなくて休憩ですぜ」


俺はアイマスクを上げてやってきた万事屋の旦那を仰ぎ見た。
相変わらず死んだ魚の目ですぜ。
旦那は立っているのも怠いとでも言うようにベンチに滑り込む。


「あのさぁ沖田君、ちょっと聞きたいんだけど」
「何ですかィ」
「おたくん所に人形ちゃんっているよね」
「人形ですかィ?」


いつ知り合ったのかは定かではないが、監察方のあいつの名前が旦那の口から出てきたのは以外だ。
旦那は言いづらそうに口をすぼめると胸の前で手の平を勢いよく合わせた。


「お願い!紹介してくんない?銀さん超好みなの!」








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