大江戸監察事件簿

□大江戸監察事件簿(19)
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次の日…


げっそりな顔で現れた旦那。


「俺、ジミーのこと尊敬するわ。マジで」








昨夜…


「さーて人形ちゃん、大人の時間と行きましょうか」
「…」
「何?寝ちゃったの?ま、明日明後日も同室だしな。時間は十分あるか」




カリカリ…

カリカリカリ


「ん?何、何の音」
「憎い…この私と局長を隔てる壁が憎い………」
「ギャアアアアア!」






「人形が暗闇の中壁に縋り付いて爪を立てていたと」
「何あれ、銀さんマジ違う世界開いちゃったかと思った。万事屋銀ちゃんじゃなくてスピリチュアルカウンセラー銀ちゃんになる所だった」


旦那は必死な形相で俺の肩を掴んだ。


「お願い、部屋代わって」









END
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