大江戸監察事件簿

□大江戸監察事件簿(19)
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「普通に考えて、女の子同士神楽ちゃんと人形さんが二人部屋でしょう」
「キャホー!マミーと一緒の部屋ネ」


新八君の一言は納得できるため俺も頷いた。


「待てメガネ。なんで旅行来てまで騒がしいトコで寝なきゃなんねぇんだ。俺は二人部屋行くぞ」
「二人部屋は銀さんと人形ちゃんでしょーよ」


それに待ったをかけた副長と旦那。
あーもう面倒くせぇな。


「じゃあ私局長と二人部屋で」
「「「「「却下」」」」」


局長が食われる。



結局、正々堂々ジャンケンの結果…

俺、神楽ちゃん、新八君の三人部屋コネクト。
局長、沖田隊長、人形の三人部屋コネクト。
副長と旦那の二人部屋になった。

神楽ちゃんは寝たら早そうだし、なんとか安眠できそうな部屋でよかった。


「まぁてめぇと一緒なのは頂けねぇが二人部屋だからな、我慢するか」
「人形ちゃんじゃないのがあれですけどー、まあ我慢してやるよ多串君」


あっちも納得してるみたいだし。


「よろしく頼むぞ人形!」
「局長…」
「よし人形!今日は乱交パーティーでさァ」

「おーい、今の話ナシな」


とりあえず人形は二人部屋に隔離の方向で。


「やりー!よろしくね人形ちゃん」
「おい万事屋、やっぱてめぇと人形は一緒にできねぇ。まだ普段から同室の山崎のほうがましだ」
「何!?何なの!!?ジミーと人形ちゃん同室なの!?おたくら頭大丈夫!?」
「仕方ねぇだろ、近藤さんを守るためだ」
「ジミーいい思いしすぎだろーが!何、人形ちゃんの寝込み襲い放題でしょーが!」


騒ぐ旦那を尻目に俺は副長の肩をたたいた。


「副長、副長」
「ああ?なんだ山崎」
「大丈夫ですよ、旦那と人形一緒にしても」
「はぁ?」
「一夜です。一夜たてばわかりますから」


旦那は知らない。
人形のことを。










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